人気絶頂で最終回を迎えた「鬼滅の刃」。
最大の敵であった無惨を倒し、平和を取り戻して大正から令和の時代になりました。
そして、子孫や転生組が描かれ、平和な日常がそこにはあった。
この最終回に「ポカーン」状態になってしまった人も多いはず。
では、名作「鬼滅の刃」はどのように終わることが理想的だったのか。
ここで一つ、「鬼滅の刃」の終わり方について考えていきたいと思います。
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最終話前の204話の終わり方が理想だった?
鬼滅の刃204話では、無惨との戦いを終え、その後の事が描かれました。
それぞれがこれまでの生活に戻り、もう鬼に怯えるような事もなく、平和な日常を炭治郎たちが過ごします。
煉獄杏寿郎の父なども登場し、炭治郎に感謝の言葉を述べるなど、成し遂げた感が非常にある内容だったのではないかと思います。
そのため、204話には「最高」の声が多かったのも事実。
その事から、最終回の205話は応募者全員手に入る複製原画の受注生産?もありました。
しかし、その反応は・・・
鬼滅の刃の応募者全員の複製原画…今週のならいらない…先週のがほしい。なんで今週のなん😣子孫に想い入れはないよ…これまで戦ってきた子たちにこそ想い入れがあるのに…ジャンプ編集部ファン心理わかってる❓応募券の位置も本当に最悪だし…今週の鬼滅で1番良いコマなのに…
— 火花海 (@t1227m0731) May 18, 2020
鬼滅の刃の最終回を読んだ
何故時は流れ現代で終わったのだろう
そして複製原画企画
企画は良いとして突然の現代の話を複製原画として選んだのか
1話前の方が良かったのでは?— きぬい (@agazeanticCORE) May 18, 2020
鬼滅の刃最終回、記念で最終回の複製原画の全員応募サービス実施中 原稿の袋まで再現してくれる手厚さに真面目に感動w 記念にもちろん申し込みました 欲を出すなら、回を選ばせてほしかった 前回が炭治郎たちの実質の最終回だからなあ・・好きな回の複製原画、高くてもいいから欲しい
— hal (@hal_ympm) May 18, 2020
このように。205話の複製原画よりも、204話の複製原画の方が欲しいという声が多いです。
それもそのはず・・・これまで物語の中で戦ってきたのは炭治郎たちであり、最終回に出てきたキャラクターたちは、それらの事を何も知らない子孫たちだから。
何故205話は受け入れられないのか
鬼滅の刃の最終回は、これまでの戦のことは何もない、何知らない現代の人間たちのハッピーな回だった。
それが一部のファンに受け入れられないんだと思います。
だからこそ、関係者がハッピーになった204話こそが真の最終回・・・と言われるわけです。
しかし、これらはあくまでも、読み手の我々の感想であって、作者が何を意図して最終回に現代を選んだのか・・・というところを考えてみましょう。
最終回の設定が現代になったワケ
最終回の設定が現代になったのは何故なのか、そもそもこの鬼滅の刃の物語は大正時代の物語です。
そこから、昭和、平成を飛び越え令和で終わります。
これが何故なのか、作者は何を伝えたかったのか。
あくまで私の考察だが、最終回の設定を現代にしたのは、鬼を退治した大正から、令和の今の今まで平和でしたよ・・・無惨は復活しませんでしたよ・・・という事を伝えたかったのではないかと思います。
これまでのジャンプコミックを思い起こしてみましょう。
「ドラゴンボール」にしろ「ジョジョの奇妙な冒険」にしろ、「るろうに剣心」にしろ、その時のメインとなる話が終わっても、またすぐに次の新しい何かが起こります。
「ジョジョの奇妙な冒険」は集英社側の意向というよりは、作者の意向でそうしていると思いますが・・・。
こういった物語では、長い期間があれば、必ず新しい敵キャラが出てきて、新しいストーリー展開が起こります。
しかし、それを描きたくなかった作者は、一気に令和まで時代をすっ飛ばし、
「ここまで平和でしたよ。何もなかったでしよ。」
というのをアピールしたかったのではないかと思います。
物語的に、無惨を倒したあとの時代に何らかの事が起こった・・・というのも書きやすいけど、そういったスピンオフや番外編、後日談のような続編もやりたくない・・・。
その気持ちから最終回を現代にしたんじゃないかと推察されるわけです。
そもそも、鬼滅の刃の主人公である炭治郎は、炭吉(炭治郎の祖先)が無惨を倒せなかった継国縁壱から意志を継ぐ形で、あの耳飾りを受け取り、受け継ぎ、炭治郎がそれをしていたわけです。
ここで既に想いは受け継がれたわけなので、炭治郎から先の未来に新たな敵を出現させる理由もなかったんです。
だからこそ、未来の令和を描き、終わらせた・・・そうとしか思えないわけです。
「鬼滅の刃」最終回は駄作?結論
結論からいって「鬼滅の刃」の最終話205話はあの終わり方で良かったと個人的に思います。
無惨との戦いを見て思うに、作者として重要視したのは“受け継がれる想い”だったんだと思います。
しかし、鬼滅の刃の本編で描かれた受け継がれる想いというのは、ネガティブなものでした。
鬼の討伐のための想いが受け継がれる・・・それって、綺麗な事じゃないし、ネガティブな感情を受け継ぐ事は悲しみさえ感じる。
しかし、最終回で描かれた令和の平和な生活というのは、炭治郎たちが無惨を倒して手に入れた平和なわけです。
その平和な生活が受け継がれていっているというのは、非常にポジティブな事だと思います。
このポジティブな想いが受け継がれた最終回。
過去に一緒に戦い、志半ばで亡くなっていった仲間も転生し、全てがハッピーに終わっているわけです。
これこそ綺麗な最終回だと私は思います。
という事で、鬼滅の刃の最終回はこれで良し!
※あくまで個人の感想です。
「鬼滅の刃」の無料動画・見逃し配信は?
アニメの放送は既に終わっているので見逃し配信はありませんが、動画配信であればHuluで配信されています。
「鬼滅の刃」は大人気コンテンツとなり、2020年10月には映画も公開されます。
これからもどんどん大きくなるであろう「鬼滅の刃」の人気、原作が終われど、映画前にアニメを楽しみましょう!
Huluであれば無料期間もあるので、無料動画を楽しむことが出来ます!
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